聴く耳と考える頭

こんにちは、豊山町にあるピアノとリトミックのおうか音楽教室 すずきともこです。


今日はピアノアドベンチャー2Aを進めているY君のお話。

レベル2Aでは、様々なスケールを弾きます。
ここでは、導入期から弾いてきた「5本指のスケール」を使って、
ドから始まるCメジャーGメジャー、Dメジャー、Aメジャーの曲を弾いたり、
そこで使われているコードを、楽譜の中から読み取ってみたり、
実際の曲でコードの変化が、曲の中でどのように使われているかなど
分析し、考えながら、弾くことが求められます。

Aメジャーの曲に取り組んでいるY君。
この曲の分散和音の響きがとても気に入っているようです。

とってもきれいだなぁ~と思って弾いているらしいのですが、
ついつい気持ちがそちらに行き過ぎて、コードが変わるところを
見逃してしまいます。

いつもいつも生徒のみんなに言っていることですが
(そして、自分にも言い聞かせている言葉)

押せば鳴るけど、鳴っていればいいってもんじゃないよね。

自分が今どんな音を弾いているのか、どんな音を出したいのか。

ちゃんと聴いて、考えることがとっても大事。

そうではあるのだけど、

良い音だなぁ~って聴き惚れているだけでも
当然ダメなわけで(笑)

自分の弾いている音を聴くのは大事だけど、
それと同時に、次はどうするのか、どこへ向かっているのか、
気を付けるところはどこなのか、考えて楽譜を読み進めていかないと
音は止まってしまいます。

音楽は時間の芸術です。

止まらないで最後まで弾くこともとても大事です。

ミスタッチをしない!
というと、とても厳しいことを言われているように思うかもしれませんが、
実は、どんな曲でも早く仕上げるためにもとても重要な
ポイントでもあります。

このお話は、また次回にでも。

6月頭に行ったサクランボ狩りの写真。今年も無事行けてよかった。

そんなY君も、もうちょっとお家での練習を増やしてくれれば
あっ!
ていうミスもぐっと減るんだけどね・・💦

でも、どの段階においても、
やっぱり「よく見る事」と「よく聴くこと」「よく考える事」は同時進行で必要だから

ピアノを弾くことって、簡単ではない習いごとなのかもしれませんね。

だからこそ、集中力、忍耐力、想像力、いろんな力が養われるので、
どんなことにも生かせる習いごとでもあると思います。

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