心地よい居場所

こんにちは、豊山町にあるピアノとリトミックのおうか音楽教室 すずきともこです。

先日、レッスン前にスーパーへお買い物に行ったところ、

ばったり生徒さんのお母さまに会いました。

いつも買い物に出かけるとさっさとぱっぱと動いていて
あまり周りの人を見ていないので、知り合いに出会うこと、
そしてそれに気が付くことは本当に珍しいことで、びっくりでした。

この生徒ちゃんは、もうずっとレッスンには一人で来ていて
お母さまとお話するのは久しぶり。

12月のコンサートからずっとピアノ熱が冷めずにいるんです~

わ~!それは嬉しい事ですね♪

次回はクラッシックの曲を弾きたいようです。

Hちゃんは、ばりばりポップス派。
弾きたい曲はきまって流行っている曲で、リズムや伴奏型も
習っているテキストと比べたら、格段に難しいのですが
毎回レッスンでやったとこを次の回までにはなんとかクリアしてくるので、
ぎりぎり本番までには形になっています。
でも、その分どうしてもテキストの進みが遅くなりがちで
基本のテクニックや積み重ねがどうしても薄くなってしまうことが
目下の課題でした。

12月のコンサートでも、ポップスは人気ではありますが
それでもクラシックを弾きたい!と言ってくれる子もいて
ジャンルは偏らずにいい感じになっていました。
そして、彼女も弾いた連弾もクラシック。

いろいろと感じるところがあったのでしょうね。

私は全然ピアノのことはわからないんので、

いつも一人で練習しているのですが
なかなかうまく出来ないところが弾けるようになると

「やったーー!!弾けた~~!!」って飛び上がって

よろこんでいるんです。

そうなんです。
レッスンをするのは、子どもたち本人。

もちろん入会したての頃や小さなお子さんの場合は
保護者の方のサポートや声掛けがとても必要です。

「お家では必ずピアノの練習をする」

という習慣を身に着けることは、子どもだけに任せておいても
出来るものではありません。

ですが、ある程度の年齢になり曲のレベルも上がってきたら

自分で考えて自分で練習していく

ことがとても大切だと思います。
年齢が上がるという事は、精神的にも成長してきます。

大人に何か言われると、逆に反発したくなるお年頃。

ってありますよね。
それは大なり小なり子どもたちが成長している証。
小言ではなく、アドバイスだとしても受け取る側は
そう受け取ってくれないかもしれない。

自分の力を試している時であるならば、

大人は彼らを信頼してぐっと我慢して見守る

ピアノだけではなく、生活のどんな場面においても
今後の子どもたちの成長を考えるならば必要なことだと思います。

そして、Hちゃんのお母さまは結構早い段階から

私はピアノのことはわからないから、自分でがんばるんだよ。
困った時には先生に聞いてね。

でも、ピアノを弾くこと以外のことのサポートはいつでもするから
困ったらお母さんを頼ってね!

というスタンスでいてくれます。

そして、小学校も高学年に上がると
ピアノ続けるかどうか問題が浮上してくるんですが、、、

いろんな習いごとをやめたり新しく始めたりしていますが、

ピアノだけは絶対にやめないって言っています。

ピアノが弾けるようになることもものすごく楽しいことだけど、

先生といる時は、気楽で緊張しなくて自分らしくいられるのが

いいんだ~

って言っています。

練習には波があるかもしれませんが、

これからもどうぞよろしくお願いします。

泣ける!!!

そう!
これなんです。

もちろん先生としては、Hちゃんのピアノのレベルを上げていくことも
当然必須のことなのですが、

自分らしくいられる場所

をお家以外にも作ってあげられること。
これが今の習いごとの教室の一つの役割だと思っています。

そしてそこにいけば音楽を楽しめる。

一緒に楽しめるお友だちもいる。
先生も基本自然体です。
無理をして取り繕っても、いいことないですからね。

みんなと同じように先生も、

失敗したり悩んだり
がんばったり、さぼったり(笑)
それでも、音楽の道を歩んでいます。

短い時間での立ち話でしたが、教室運営をしている中で
今まで頑張ってきたことに対して
とっておきのご褒美をいただいた気持ちで

スーパーを後にしました。

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