こんにちは、豊山町にあるピアノとリトミックのおうか音楽教室 すずきともこです。
ぎりぎりまであきらめない気持ち。
発表会目前の今のお話です。
レッスンはあと1回か2回あります。
前回お話したように、曲をよりよく深めるために
仕上げに入っている子もいれば、
まだその手前で頑張っている子もいます。
うまく弾けるときもあるけど、
思ったように弾けず
止まってしまったり、
まちがえてしまったり。
そうなると余計に焦ってしまいますね。
自分の頭の中ではうまく弾けた時の良いイメージが
あるのに、
そう弾けるはずなのに、
弾いてみたらうまくいかなかった。
もともとまだ思ったように弾けない段階なら
気持ちは前向きに、できるようになるよう
練習するのみ!なのですが、
以前はうまくいったのに、今回できなかった。
その方がより落ち込んだりがっかりする気持ちになりますね。
今回初めてソロで参加される生徒さん。
ここがやはりネックになっていたようです。
レッスンが始まって発表会の曲を弾きだしたら
なんだか右手と左手がうまくかみ合いません。
練習ではうまく行っていたはずなのに、
講師の横で弾くと、緊張してしまうのかもしれません。
そのまま続けても、かみ合わないままなのでいったん止めました。
そして、もう一度片手で弾いてもらいます。
片手なら落ち着いて、流れるように弾けました。
それから、もう一度両手で弾きます。
今度はさっきのようなことはありません。
原因はどこにあるのでしょうか?
それは、
今はまだ両手奏の入り口の段階にいるから。
という事だと思います。
練習の仕方は、基本
①片手奏
②両手奏
③仕上げ
です。
でも、本当はこんなに単純ではなくて
①の中には、
①ー2なるべく手を見ないで、片手でスラスラ弾く
①ー3弾かない方の手の音をイメージしながら片手奏
のように、片手で弾く中にもいろんな段取りがあるはずですし、
②両手奏にだって、
②ー1右手と左手がどこでどう協力し合っているのかを意識しながら
弾く(部分練習が中心)
そうやって部分練習なども繰り返しながら、
②ー2全体を楽譜を見ながらもあまり手に意識を向けず
両手が自動演奏してくれているような自然な流れができてきて、
それから曲想や、どう弾きたいかにより注力しながら弾いて仕上げて
行くのだと思います。
②ー1から②ー2というのは、発表会で弾くような曲であれば
とても大きな隔たりがあると思います。
②ー1に掛ける練習時間、量、質というのはとても大切で、
ここがしっかりできていないと②ー2に行ってもうまくいかず
弾き直しやミスタッチが多くなってしまうと思います。
そしてさらに言えば②ー1に行く前の片手奏でどの程度
完成度をあげておくかというのも最終②ー2に行きつくまでに
かかる時間や、労力というのは大きく違ってくるのではないでしょうか。
結局のところ、どんな曲であれ、基本となる部分がしっかりできている事
自分をきちんとコントロールすることができて弾けているかどうかが
曲を早く仕上げまでにもっていく期間を短くできるのだと思います。
早く両手で弾きたい!
と思うのは当然のことですよね。
そして、片手で弾いている時より
両手で弾いている時の方が、
「弾けている」感
はあります。
でも、つまずいたり、弾き直したり、違う音が鳴っている間は
やっぱり
弾けている感じがするだけで、曲にはなっていない
のではないのかなぁと思うわけです。
長くなってしまったので、続きます。
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