アドベンチャー三昧!

こんにちは、豊山町にあるピアノとリトミックのおうか音楽教室 すずきともこです。

4連休の最終日に、大好きなピアノ教本である「ピアノアドベンチャーシリーズ」の日本語版の発売に尽力されていらっしゃる先生方によるオンラインセミナー「PianoTeachers Forum」
に参加してきました。

少し前にレベル3の日本語版が発売されたピアノアドベンチャーですが、
導入時のレッスンに大活躍する私の大好きな教材です。

「ウィズコロナのピアノ教室の未来」と題して日本とアメリカとをつなぎ、
様々視点からのこれからのレッスンについて参考になるお話を皆さんと話し合い、共有することが目的のフォーラムでした。

ピアノアドベンチャーの公認講師の井上悦子先生や、日本語版の翻訳者の近藤真子先生、日本語版で素敵な歌声を聞かせてくださっている米国ミュージカル女優のMarinaさん、アメリカでオンラインでもレッスンを精力的にされていらっしゃるAnamarieSabbagh先生と超豪華な講師陣でした。さらに井上先生の教室のオンライン設備を整えてくださったという音響のプロの方のお話も聞けました。

内容は盛りだくさんで、メモを取りながら聞いていたらあっという間の2時間半でした。
具体的な内容は割愛しますが、特に印象に残ったのは、
どこにいたって、どこの国だって音楽の先生は、こどもたちにより良い音楽を届けたい気持ちであふれている。ということでした(そしてやはりアメリカの先生はIT関連ではとっても進んでました!)
コロナ禍で対面でのレッスンができない状況の中、機械の進歩によってオンラインでレッスンができるようになりました。
オンラインレッスンを対面レッスンと比較してよし悪しを判断するものではないと思いますが、現在の最善を尽くすという見方をすれば機材や環境を整えることで、オンラインはオンラインの良さ、利点があるのです。

大事なのはどんな方法にせよ、扱うこちら側が利点と弱点を理解しておくべきってことなんですよね~。どこまで行っても研究&学びが必要ということですね~。

設備に関して言えば、お金もかかることなのでどこまでやるか。もかなり重要な点ですが・・・。(いろんな機材のお話を聞いていてちょっとわくわくしていたっていうのは内緒です。機械は、苦手ではないんですが面倒くさがりなので、説明書ななめ読みだけして先走ってしまうことがあるので💦)

AD-b-c

火曜日には、フォーラムでお話くださった井上先生による「はじめてのピアノアドベンチャー」シリーズのレベルBとCについてのセミナーでした。

公認講師のジョアンナ先生のレベルAのセミナーを大阪で受けたのが2018年の7月。そして、昨年5月に井上先生のレベルAのセミナーを受けた後、B、Cのセミナーも早く受けたいなぁと待ち遠しくしていたのですが、コロナ禍で、4月、6月のセミナーが中止となってしまい、本当にしょんぼりしていました。
どんどん子どもたちはレベルが上がっていくのに、教える私の方が教材の意図を適切に汲み取ることができているのか少し不安でした。

久しぶりのセミナーは、楽しくとても勉強になりました(感涙)

もともとアドベンチャーシリーズの導入は初めてピアノに触れる子どもたちをにより楽しく学べるエッセンスにあふれている教材です。弾くためのテクニックがわかりやすいことはもちろんですが、読譜、聴音だけではなく、楽曲分析や初見、即興、作曲、音楽史についてまでこのはじめての~シリーズから取り入れられています。

素敵な伴奏譜やCDがついていて取り組み方の説明も載っていてハードルがとっても低くなっているんですよね。そして、曲を弾く前にどんな曲なのかな?どんなリズムなのかな?進行は?などなど楽曲分析から初めて、弾いてみる。そしてCDで素敵な歌と伴奏(その曲にあった様々な楽器で!)に合わせて弾くことだってできます。他の教本でも同じように分析することはできますが、教本自体にすでにそこまで書かれているのはわかりやすくていいんです。でも、もっともっと楽しく深く学ぶこともできる要素があるのですが、それは先生のアプローチの仕方次第ということ。←ただここがちょっと??という部分もあるわけです。どうやったらどの子も楽しめるの?
そして、できるならめいっぱいこの教本の良さを使って進めたい!

自分が子どものころ習っていたときと全然ちがうんですよね。
(あ、でもうちの師匠もソルフェージュも楽典もきっちり満遍なく教えてくれていましたよ。簡単な作曲もしていたなぁ)
ただ私は本当におさぼり生徒だったので、小学校時代はほぼ全部右から左に流れて終わってました💦高校生の時に本気で音大目指して学びなおしをし始めて、こどもの頃やっていたことがなんだかったのかやっと繋がった。という感じでした

ちょうどBが終わりそうだったので、お盆前だったしCのテキストを渡したばかりのRちゃん。はやくCに入りたくってうずうずしていたそうです。
そのRちゃんのお母さまも子どものころピアノを習っていたそうなんですが、小学校時代のレッスンは楽しいよりもつらいことが多かったそうです。導入時に使う代表的なバイエルは、今先生として見るとよいところもいっぱいありますが、タイトルのない基礎練習的な曲が延々と続きます。しかも1冊が長いので、子どもからしたら「楽しさ」といのは少ないかもしれません。
自分の子どもの頃のレッスンと違うことが多いそうで、いつもいろんなご質問をうけるんですが、今回のセミナーについてもお話させていただきました。それぞれの曲やエクササイズがどんな意図でどんな目的があるのかもよくお話します。Cでは新しく3名の作曲家についても学びますが、例えばベートーヴェンがどんな人なのか、どんな曲を作った人なのかなんて、子どもの頃は全然知りもしなかったです、音楽教室に飾ってあるなんだか怖い人というイメージしかなかった、と。確かに私もそうでした(笑)
でも、今ピアノアドベンチャーシリーズで学んでいる子どもたちはよく知っているんですよね。そして教室においてある作曲家についての本も小学生の子たちは興味を持って読んでくれます。

今の子どもたちが羨ましいです~と、しみじみとおっしゃっていました。

そしてなにより、曲のジャンルが豊富です!
クラシックのみで勉強してきた私はわたわたすることも多いんですが、今を生きる子どもたちにはいろんな音楽に触れて、好きな音楽をどんどん見つけてもらいたいと思っているので、この教本では音楽で世界旅行ができます。
リトミックを学び始めて、即興でいろんな音楽を弾く必要がある私にも本当に勉強になります。

アメリカではテキストが発売されてすでに20年が過ぎているようです。
各レベルに合わせたジャンル別の冊子もたくさん出ているようで、あ~~どれも見てみたい!という気持ちでいっぱいです。
(こちらは教本ではなく曲集なので、日本語版はでないかな・・。電子でそろえるか輸入するか悩むところです)
とりあえず、レベル3までしっかり読み込んでから少しずつ集めていきたいです。

書きたいことがありすぎて、途中で誰に向けて何を書いているのかまとまらなくなってきたので、今日はこの辺で。

長文で失礼しました。


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