こんにちは、愛知県西春日井郡 豊山町にあるピアノとリトミックのおうか音楽教室のすずきともこです。
年が明けて、日々お引越しの準備に追われている私ですが、
今日はいよいよピアノの引っ越しを行いました。
今まで実家教室でがんばってくれたピアノは家族と一緒に豊山町の新教室へとお引越しすることに。
そして、新たに実家教室へは懐かしいピアノがやってくることになりました。
前日の夜はレッスンを終えて急いで帰宅してしまったので、
業者さんが来るまでの30分ほどでダッシュでお片付け&お掃除を終え、
懐かしのピアノをお迎えに行くべく、子供のころからずっとお世話になっている師匠のお宅へ。
数年前に引退された師匠からピアノを譲ってもらうことになったのは、
1年ほど前のお話。
新居にピアノを持って行ってしまうと、実家教室はアップライトになっちゃうなぁ・・・。
なんて師匠とお話をしていたら、うちにあるよーと声をかけていただいたのです。
こどものころから大人になってからもずっとお世話になっていた師匠のお宅のピアノをまた弾けるなんて本当にうれしく、ありがたいことです。
数年前に敷地内移動をしたときに、一度ピアノの引っ越しは見ているんですが、ピアノの引っ越しをする業者さんは普通の引越し屋さんとは全く違います。ピアノを運ぶことを専門にしている人です。
ピアノはとても大きくて重く、中はとても繊細な構造です。3本の足とペダルを取り、鍵盤を固定して(がこっと外せるんですよ!)周りも傷つかないようにぐるぐる巻きに。そりの様に片側に長い木の板で固定して、2人で(たったの!)かついで運びます。
他にも2名の方がサポートしています。
ピアノを運ぶ道にクッションを敷いて段差をなくして、運ぶ人たちの足元の安全にも注意しています。
先生宅のピアノをトラックを運び、次は実家教室です。こちらのピアノも同じように梱包をしてトラックに積んだら、今度は師匠のピアノが運び込まれました。
正味2時間にわたるお引越しでした。
そして、師匠のピアノのふたを開けると・・・。
ぱかっ!
はい、中身がありません!!
実は引っ越しの前に業者さんが一度下見に来て、ハンマーあたりが少し傷んでいるといわれたのでした。
ハンマーの先端のフェルトが摩耗したり(多分師匠が音を追及して調律師さんにいろいろやってもらった痕跡らしいです)ちょっとかビが見つかったりと、このままでは良くないとのことで、引越しの前に鍵盤からハンマーのパーツを修理にだしていたのです。
こんな風にピアノの一部分を修理に出せるということは今回初めて知りました。
実は昨年の豪雨でお隣長野県ではおおくのピアノが水の被害にあったそうです。
アップライト(縦型)のピアノは水につかって使えなくなったものも多かったそうですが、グランドピアノは足があって本体部分が高い分、なんとか助かったものも多かったとか。
しかし、湿気によって鍵盤の多くが修理に出されたそうです。
そして、いまそのピアノたちの修復真っ盛り。うちのピアノもそのピアノたちの後に並んで修理をしてもらえることになりました♪
そんなわけで、このピアノを弾けるようになるのはもうしばらくお預け。
レッスンに間に合うようにお引越しを調整しましたので、来週には届く予定です。
きれいな音になって到着するのを楽しみまちます。
コメント