移調をしてみると。

こんにちは、豊山町にあるピアノとリトミックのおうか音楽教室 すずきともこです。

5月なのに真夏のように暑かった昨日、
豊山教室では初めてクーラーを稼働させました。

付けたら寒くなるかな?と思いましたが、
とっても快適でした(笑)

さて、ピアノアドベンチャーの2Aを進めているY君。
「おいらは海賊」という曲で移調を楽しみましたよ。

ピアノアドベンチャーでは、「はじめての~」のレベルCから

移調をしよう!

という項目が出てきます。

どれみふぁそらしど

これはハ長調、Cメジャー、Cdurともいいますが
ドから始まる長調の音階ですね。

ピアノを習って、だんだん弾ける曲が増えてくると、
いつしかト音記号やヘ音記号の隣に、シャープやフラットが付いている楽譜に
遭遇することになってきますね。

ドレミファソラシドのハ長調では黒鍵を使う事はあまりありません。
臨時的につくことはあるくらいですね。

でも、他の音階。例えばソから始まる音階になると
調号といって、必ずファの音はシャープを付けて黒鍵を弾くことになります。

こんな風に、どから始まるハ長調の音の町から違う町に行くと、、
たくさんの黒鍵を通る道にも出会うんですよね。

楽譜に書かれていると、ちょっと難しく感じるかもしれません。

ですので、アドベンチャーでは楽譜として他の調を弾く前に、
「移調」・・・もともとある曲を他の調に変えて弾く

という事から始めて、他の音の道を体験していきます。

最初はドの町からソの町。
そして、どれみふぁそらしど の7音ではなく、

どれみふぁそ の5音から始めます。
すべての指を使い、固定したポジションだけで弾けることが
この5音のポジションの良い点です。

そして、この5音のポジションだとソの町も黒鍵はありません。

本当に弾く位置をちょっと変えただけになります。

それでも、どの町で、同じ曲を弾いたはずなのに、
響きや曲に対して感じるものが、なんだか違います。

それが、移調の面白い所ですね。

同じように弾いているのに同じじゃない。

それぞれの調のキャラクターともいえるかもしれません。

そんなふうにレベルCで移調というものを体験したら、
その後のレベル1からは、至る所で移調してみよう!といわれます。

移調をした後には、必ず生徒に聞くことがあります。

どんなふうに変わった?どっちの調が好き?

指の運動としては、ほぼ同じ動きをしているのですが、
聴こえてくる音は違う、じゃあ自分はそれをどんな風に感じたのか?

移調の練習として、シンプルな音列を移調するというのも行っていますが、
曲を移調すると、曲の個性も際立ちます。

それをどう感じたのか、生徒の個性が見えてきます。
正解はもちろんありません。思ったことが正解です。

自分の感じたことを「言葉」にして言えることって、
ピアノだけではなく、音楽だけではなく、
生きていく上のあらゆる場面でとても大切になってくる力だと思います。

レッスンではそんな大層な事としてではなく、かる~く、

どうだった~?
どっちがすき~?

って聞いていますよ(笑)

そんな風に移調を楽しめると、いざ楽譜にたくさんの調号(♯やフラット)が
出てくるようになっても、その前にとっくにその調については弾く経験を
しているので、意外に抵抗感がなく弾けるようになります。

いや、読譜もちゃんとできていることが前提かな。
やっぱり調号はそれなりに見る力が必要です。
でも、弾いてみて、調号を忘れて弾くと、

あれ?

なんか響きが変?

と、鳴っている音から気が付くことはあります。
そこから、なんでおかしいのか?

となり、あ!調号付け忘れている!

となりますね。

前置きが長くなりましたが、
件のY君の移調。

想像以上に思ってたイメージと違う響きだったらしく、
せっかくだから、いろいろ弾いてみてそれぞれどんな海賊なのか書いてもらいました。

Gメジャー・・のうてんきな海賊
Aメジャー・・酔っぱらった後

だそうです。
Cメジャーは優しい海賊だったのですが、
これは高いドから始めたからかもしれません。
後日他の生徒さんが同じようにCメジャーで弾いたときは
低いドで弾いたので、感想は全く違いました。

感じ方も人それぞれ、ちょっと条件が違うだけでもまた変わります。

間違えずに弾けることは、ゴールではありません。
ちょっとくらい間違えちゃったっていいんです。

その曲がその曲らしく弾けること、
自分がこう弾きたい!って思ったように弾けること。

こっちを目指していきたいですね。

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